横浜に映画ファンの思いが反映される映画館を作ろう! |
横浜キネマ倶楽部は、横浜で永年親しまれてきた映画館の相次ぐ閉館を惜しむ映画ファンが集まり、2005年5月発足し、「横浜に映画ファンの思いが反映される映画館をつくる」ことを目標に掲げて活動を続けています。
当倶楽部の存在をより多くの皆様に知っていただき、映画館をつくる目標に一歩でも近づきたい、それと同時に、良質な映画を上映することで、映画ファンの交流の場を提供したい、という思いで年4回の上映会を行っています。
横浜キネマ倶楽部のスタッフ募集中!!
横浜市民とともに18年。映画好きが集まったグループです。
自分が観たい。又、他の人にもこんな良い作品を観て欲しいとできたのが当倶楽部。
是非、仲間になってください。
◎確認事項
・スタッフは、全員が無報酬の市民で構成されております。
活動報酬などはありません。
・スタッフの経験、未経験は問いません。
映画好き、こんな企画がしたいなど提案ある方どうぞ!
・例えば、もぎり(チケットの確認)1時間だけ手伝える方でも大歓迎です!
ご関心のある方は下記までご連絡ください。
↓
yokohama_kinemaclub@yahoo.co.jp
【重要】
上映会に参加される方は、以下の点にご留意下さい。
1 ご自宅で検温をした上でご来館をお願いします。
発熱(37.5度)や風邪の症状がある場合は参加をお控え下さい。
2 飛沫感染を防ぐ為にマスク着用/咳エチケットをお願いします。
3 ホール内でのご飲食はお控え下さい。
(熱中症予防の水分補給を除く)
2023年
2月
05日
日
第72回上映会 「みんなの学校」
第72回上映会 2023年2月5日(日) 横浜市南公会堂 作品 『みんなの学校』 |
真鍋俊永監督の講演決定!!!
不登校も特別支援学級もない 同じ教室で一緒に学ぶ
ふつうの公立小学校の みんなが笑顔に挑戦

2014年/日本/106分/ブルーレイ上映/ドキュメンタリー
出演:大空小学校のみんな
監督:真鍋俊永
ナレーション:豊田康雄
企画:迫川緑、プロデューサー:中尾雅彦/加藤康治/兼井孝之
撮影:大窪秋弘、撮影助手:堀貴人、編集:北山晃
編集協力:秦岳志、整音:中嶋秦成、音響効果:萩原隆之、題字:谷篤史
[日時]2023年2月5日(日)
上映(1回目):11時10分 ~ 12時56分(10時40分 開場)
講演(真鍋俊永監督):13時00分 ~ 14時00分
上映(2回目):14時10分 ~ 15時56分(13時40分 開場)
[会場]横浜市南公会堂(前回と会場が異なります)
[入場料]前売1,000円/当日1,300円
障がい者:1,000円 (介助者1名無料)
[プレイガイド]
有隣堂伊勢佐木町本店 TEL 045-261-1231
高橋書店(元町) TEL 045-664-7371
いづみ書房 TEL 045-241-1104
シネマ・ジャック&ベティ(黄金町) TEL 045-243-9800
横浜シネマリン(長者町) TEL 045-341-3180
岩間市民プラザ(天王町) TEL 045-337-0011
[後援]横浜市教育委員会
[主催・問合せ]横浜キネマ倶楽部 080-2554-8023 (10~18時)
【イントロダクション】

すべての子供に
居場所がある学校を作りたい。
大空小学校がめざすのは、「不登校ゼロ」。ここでは、特別支援教育の対象となる子も、自分の気持ちをうまくコントロールできない子も、みんな同じ教室で学びます。ふつうの公立小学校ですが、開校から6年間、児童と教職員だけでなく、保護者や地域の人もいっしょになって、誰もが通い続けることができる学校を作りあげてきました。すぐに教室を飛び出してしまう子も、つい友達に暴力をふるってしまう子も、みんなで見守ります。あるとき、「あの子が行くなら大空には行きたくない」と噂される子が入学しました。「じゃあ、そんな子はどこへ行くの? そんな子が安心して来られるのが地域の学校のはず」と木村泰子校長。やがて彼は、この学び舎で居場所をみつけ、春には卒業式を迎えます。いまでは、他の学校へ通えなくなった子が次々と大空小学校に転校してくるようになりました。

学校が変われば、地域が変わる。そして、社会が変わっていく。
このとりくみは、支援が必要な児童のためだけのものではありません。経験の浅い先生をベテランの先生たちが見守る。子供たちのどんな状態も、それぞれの個性だと捉える。そのことが、周りの子供たちはもちろん、地域にとっても「自分とは違う隣人」が抱える問題を一人ひとり思いやる力を培っています。映画は、日々生まれかわるように育っていく子供たちの奇跡の瞬間、ともに歩む教職員や保護者たちの苦悩、戸惑い、よろこび・・・。そのすべてを絶妙な近さから、ありのままに映していきます。そもそも学びとは何でしょう? そして、あるべき公教育の姿とは? 大空小学校には、そのヒントが溢れています。みなさんも、映画館で「学校参観」してみませんか?

大空小学校とは?
大阪市立大空小学校。大阪市住吉区にある公立小学校。2012年度の児童数・約220人のうち、特別支援の対象となる数は30人を超えていたが(通常学級数6・特別支援学級7)、すべての子供たちが同じ教室で学ぶ。教職員は通常のルールに沿って加配されているが、地域の住民や学生のボランティアだけでなく、保護者らの支援も積極的に受け入れた「地域に開かれた学校」として、多くの大人たちで見守れる体制を作っている。学校の理念は「すべての子供の学習権を保障する学校をつくる」であり、不登校はゼロ。唯一のルールとして“自分がされていやなことは人にしない 言わない”という「たったひとつの約束」があり、子供たちはこの約束を破ると“やり直す”ために、やり直しの部屋(校長室)へとやってくる。テレビ版「みんなの学校」の放送後には全国各地から、支援を必要とする子どもたちが数多く、校区内へと引っ越している。
2023年
5月
05日
金
第73回上映会 「泥の河」
第73回上映会 2023年5月5日(金・祝) |
横浜市南公会堂 作品『泥の河』 |
小栗康平第一回監督作品
キネマ旬報ベスト・テン第1位
キネマ旬報ベスト・テン日本映画監督賞受賞
キネマ旬報ベスト・テン助演女優賞(加賀まりこ)受賞
日本映画ペンクラブ第1位
毎日映画コンクール最優秀作品賞受賞
毎日映画コンクール最優秀監督賞賞
毎日映画コンクール主演男優賞(田村高廣)受賞
ブルーリボン賞最優秀作品受賞
日本アカデミー賞優秀作品賞受賞
日本アカデミー賞最優秀監督賞受賞

あのとき少年時代は終わった。
いま、痛みの源流へ遡りたい。
1981年/日本/モノクロ/105分/DVD上映
【出演】
田村高廣 藤田弓子 加賀まりこ 朝原靖貴 桜井稔 柴田真生子 殿山泰司
蟹江敬三 西山嘉孝 初音礼子 八木昌子 芳賀洋子 麻生亮 芦屋雁之助
【スタッフ】
監督:小栗康平 製作:木村元保 脚本:重森孝子 音楽:毛利蔵人
撮影:安藤庄平 照明:島田忠昭 美術:内藤昭 原作:宮本輝
[日時]2022年5月5日(金・祝)
1回目上映 11:10~12:55 (10:40開場)
講演会(加藤彰彦) 13:00~14:00
2回目上映 14:10~15:55(13:40開場)
[会場]横浜市南公会堂
(市営地下鉄「阪東橋」駅 徒歩 約8分・京浜急行「黄金町」駅 徒歩 約14分)
[入場料]前売1,000円/当日1,300円
障がい者:1,000円 (介助者1名無料)
[チケットぴあ](Pコード:552-731)
「セブン-イレブン」でチケットの発券ができます。
購入は5月4日(木)迄となります。
[プレイガイド]
有隣堂伊勢佐木町本店 TEL 045-261-1231
高橋書店(元町) TEL 045-664-7371
いづみ書房 TEL 045-241-1104
シネマジャック&ベティ(黄金町) TEL 045-243-9800
横浜シネマリン(長者町) TEL 045-341-3180
岩間市民プラザ(天王町) TEL 045-337-0011
[後援]横浜市教育委員会
[主催・問合せ]横浜キネマ倶楽部 080-2554-8023(10~18時)
【作品紹介】

【解説】
「大地の子守唄」「曾根崎心中」(監督 増村保造)についで木村元保(木村プロ)が製作する第三弾。原作は「蛍川」で芥川賞作家となった宮本輝の処女作であり、第十三回太宰治賞受賞作品である。今回が監督第一回である小栗康平は、モノクローム、スタンダード画面という古典的な手法で、「生」のかたちを、今、逆上せずにとらえることの困難さに挑んで、戦後生れの、ある世代の原質を探りあてようとしている。舞台は戦後の混乱期を経て朝鮮動乱の新特需を足場に高度経済成長へと向う、いわばとば口にあった昭和三十一年、大阪安治用河口。物語は、河っぷちの食堂の九歳になる少年と、その対岸にある日つながれた廓舟(くるわぶね)の姉弟とのつかの間の交流と別れである。戦争とその戦後ゆえに人生が決めた大人たちの移ろいゆく傷とためらい、そこにつらなる自分の出生と成長――映画は、河の淵にとどまって暮らすことの人間への愛着と、流されゆく絶望を、少年のまなざしによって純化していく。

【物語】
まだ焼跡の臭いを残す河っぷちで、食堂を営む家族がある。その一人息子である信雄(九歳)は、ある雨の早朝、橋の上で鉄屑を盗もうとする少年、喜一に出会った。雨に煙る対岸にその日つながれた、みすぼらしい宿船の少年である。船の家には銀子(十一歳)という優しい姉と、板壁の向こうで声だけがする姿の見えない母がいた。友達になったことを父、晋平に話すと、夜はあの船に行ってはいけないという。窓から見える船の家が信雄を魅惑し不安にする。夕飯にその姉弟も招いて父親が暖かくもてなした時、喜一が歌をうたった。「戦友」であった。子供たちの交流が深まり始めたある日、見知らぬ一人の男が食堂を訪ねた。終戦直後、晋平が別れたかつての女房の病変の知らせである。不可解な人生の断面が信雄に成長を促していく。楽しみにしていた天神祭りがきた。だが、その祭りのさなか、喜一は握りしめたお金を落としてしまうのである。しょげきった信雄を慰めようと喜一は、夜、船の家に誘った。泥の河に突き差した竹箒に蟹の巣があった。喜一はその宝物である蟹にランプの油をつけ火をつけて遊ぶのである。船べりを逃げる蟹を追った時、信雄は喜一の母の姿を見た。船は廓舟と呼ばれていたのである。翌日、船の家は岸を離れた。信雄は曳かれていく喜一の船を追い続けて、初めて生きることの悲しみを自らの人生に結びつけたのである。
今後の予定 準備中の上映会等 決定次第、掲載致します。 |