横浜に映画ファンの思いが反映される映画館を作ろう! |
横浜キネマ倶楽部は、横浜で永年親しまれてきた映画館の相次ぐ閉館を惜しむ映画ファンが集まり、2005年5月発足し、「横浜に映画ファンの思いが反映される映画館をつくる」ことを目標に掲げて活動を続けています。
当倶楽部の存在をより多くの皆様に知っていただき、映画館をつくる目標に一歩でも近づきたい、それと同時に、良質な映画を上映することで、映画ファンの交流の場を提供したい、という思いで年4回の上映会を行っています。
横浜キネマ倶楽部のスタッフ募集中!!
横浜市民とともに19年。映画好きが集まったグループです。
自分が観たい。又、他の人にもこんな良い作品を観て欲しいとできたのが当倶楽部。
是非、仲間になってください。
◎確認事項
・スタッフは、全員が無報酬の市民で構成されております。
活動報酬などはありません。
・スタッフの経験、未経験は問いません。
映画好き、こんな企画がしたいなど提案ある方どうぞ!
・例えば、もぎり(チケットの確認)1時間だけ手伝える方でも大歓迎です!
ご関心のある方は下記までご連絡ください。
↓
<<横浜キネマ倶楽部 ニュース>>
2025年
7月
06日
日
7月12日(土)「シネマ・ジャック&ベティ」で映画を観る会
2025年7月12日(土) |
「シネマ・ジャック&ベティ」で映画を観る会 |

黄金町
「シネマ・ジャック&ベティ」で映画を観る会 参加者募集!!
2023年11月24日(金)からはじまったクラウドファンディング「この場所で映画館を続けたい!閉館待ったなしの横浜のミニシアター<シネマ・ジャック&ベティ>にご支援をお願いします」がニュースなどで取り上げられ、ご存知の方も多いと思います。シネマ・ジャック&ベティが掲げた目標金額の3000万円は達成したものの、観客減は完全には戻ることなく続き、現在もコロナ以前の80%程度の来場者数にとどまっています。” という入場者数減少という根本的な原因はまだ、解消されていません。そこで、私たち横浜キネマ倶楽部は、シネマ・ジャック&ベティへお客様が沢山通うことが一番の救済だと考え、今回の企画を立ち上げました。シネマ・ジャック&ベティへ足を運んでもらいたいという気持ちから月に一度の「シネマ・ジャック&ベティ」で映画を観る会を開催しています。参加者は「シネマ・ジャック&ベティ」に集合し、映画を鑑賞。その後、近隣のファミレスで映画についての交流会をする内容となります。
どうぞお気軽にご参加ください。
■開催日程:7月12日(土)
11時50分~11時55分(集合)
11時55分~13時45分(映画『黒川の女たち』(99分)をベティで鑑賞)
13時50分~14時50分(交流会)
■定員:10名
■参加費:映画鑑賞代および交流会費用は各自負担。交流会は任意参加とします。
■集合場所:シネマ・ジャック&ベティ
(住所)〒231-0056横浜市中区若葉町3-51
(最寄駅)京浜急行線 黄金町駅下車 徒歩5分
横浜市営地下鉄 阪東橋駅下車 徒歩7分
JR線 関内駅北口下車 徒歩15分
■参加申し込み
Eメールでの申し込みとなります。
「参加希望者のお名前・電話番号・メールアドレス」を明記のうえ、
メール件名を「映画を観る会」として以下のメールアドレスまでお申し込みください。
横浜キネマ倶楽部メールアドレス [email protected]
■申込期限:2025年7月11日(金)
※期限前でも定員になり次第、締切といたします。
主催:横浜キネマ倶楽部 おかだ (080-2554-8023)10~18時
2025年
7月
27日
日
第84回上映会 「さくら隊散る」
第84回上映会 2025年7月27日(日) 横浜市南公会堂 上映作品『さくら隊散る』 |
終 戦 80 年 記 念 上 映 会

1945年8月6日 ヒロシマに幕を閉ざされた青春群像へ、
鎮魂をこめて、世界に問う、今日 そして明日のために。
1988年/日本/カラー/110分/DVD上映
出演:吉田将士 未来貴子 八神康子 川島聡互 竹井三恵 水野なつみ
証言:千田是也 杉村春子 宇野重吉 殿山泰司 長門裕之 小澤栄太郎
監督・脚本:新藤兼人 ナレーター:乙羽信子 プロデューサー:新藤次郎

[日時]2025年7月27日(日)
映画上映 (1回のみ) :13時00分~14時50分(12時30分 開場)
講演 新藤次郎さん(本作品のプロデューサー):15時00分~16時00分
[会場]横浜市南公会堂
(市営地下鉄「阪東橋」駅 徒歩 約8分・京浜急行「黄金町」駅 徒歩 約14分)
[入場料]前売1,000円/当日1,300円
障がい者:1,000円 (介助者1名無料)
[プレイガイド]
有隣堂伊勢佐木町本店 TEL 045-261-1231
高橋書店(元町) TEL 045-664-7371
いづみ書房 TEL 045-241-1104
シネマ・ジャック&ベティ(黄金町) TEL 045-243-9800
横浜シネマリン(長者町) TEL 045-341-3180
岩間市民プラザ(天王町) TEL 045-337-0011
[後援]横浜市教育委員会
[主催・問合せ]横浜キネマ倶楽部 080-2554-8023 (10~18時)
【作品紹介】

【解説】
昭和二十七年「原爆の子」以来「第五福竜丸」(三十三年)「ドキュメント8・6」(五十二年)と、常に原爆の問題に積極的に取り組んで来た広島出身の新藤兼人が、江津萩枝著「櫻隊全滅」(未来社刊)に感動し、これを基に構成・演出する長編ドキュメントです。櫻隊は、第二次大戦下、新劇人達で組織された移動演劇隊の一つで、広島に巡演中、八月六日、爆心地近くで原爆の洗礼をうけ九人が非業の死を遂げました。隊長で新劇界の大スターと言われた丸山定夫、宝塚出身で「無法松の一生」にその華麗さを印象づけた園井恵子、将来嘱望された若い新劇人島木つや子、森下彰子、羽原京子、笠絅子、小室喜代、仲みどり、高山象三の九人の殉難者です。昭和二十七年、丸山定夫と深い関りのあった徳川夢声が中心になって五百羅漢寺の協力で九人の原爆殉難碑が、東京目黒五百羅漢寺に建立され、毎年「原爆忌の会」の集いを墓前で行われ、故人の冥福と平和への誓いを新にしています。毎年参加者も増え櫻隊の悲劇を超え、原爆を風化させないよう反核の祈りが高まっています。天恩山五百羅漢寺の協力を得て、近代映画協会と提携製作します。

【演出ノート】
櫻隊は、昭和二十年八月六日、広島に原爆が投下された日にちょうどそこにいた。移動演劇隊中国支部の広島を拠点とし、山陰・山陽地方を巡演するのが櫻隊に課せられた任務だった。七月上旬から中旬にかけて、島根、鳥取の巡演を了えて広島に帰り、次の巡演を待機中に八月六日を迎えた。隊長は、丸山定夫、園井恵子、仲みどり、島木つや子、森下彰子、羽原京子、笠絅子、小室喜代、高山象三、の九名だった。八時十五分、原子爆弾は炸裂、数百万度の熱線が人を焼き、爆風がこっぱみじんに家を吹きとばし、放射能が人の体内にさしこんで内臓を破壊した。中国支部はとび散り、たたきつけられた。丸山定夫、園井恵子、高山象三、仲みどりは猛火の中から這い出して逃れたが五人の隊員は家と共にふっ飛び圧死した丸山定夫は厳島に逃れたが、八月六日に体が焼けるような高熱に悶えながら四十四歳の生涯を閉じた。園井恵子と高山象三は、六甲山麓の中井家に助けを求め、助かったとひと息つくひまもなく高山象三は二十日、四十度を越す高熱を出して水と求めつつ死去。二十歳の若さだった。園井恵子は、二十一日、同じく高熱にうなされ水を求めなたが、死去。三十一歳だった。仲みどりは、シーツ一枚をまとって東京にたどりついたが、不気味な無力感に陥り東大病院に駆けこんで二十四日、苦悶のうちに死去。三十六歳だった。いずれも、放射能によって体内臓器を破壊され、いわゆる原爆症を呈して死んだのであったが、それが原爆症であるとわかるのはのちのことであった。歯茎から出血、脱毛、血便血尿、異常な喉の乾き、とまらないしゃっくり、に苦しみながら死んでいった。原爆は一挙に広島全市を焼きつくしたのだが、無傷の人にも恐るべき放射能を忍びこませたのである。この映画は、櫻隊の殉難を忠実に記録するものである。原爆に命を奪われた九人の演劇人の鎮魂になればと願う。
2025年
9月
15日
月
第85回上映会 「真昼の暗黒」
第85回上映会 2025年9月15日(月・祝) 横浜市南公会堂 上映作品『真昼の暗黒』 |
1956年キネマ旬報ベストテン日本映画第1位

「八海事件」をモデルにした冤罪事件をリアルに描く名作
1956年/日本/白黒/125分/DVD上映
出演:草薙幸二郎 松山照夫 左幸子 山村聡 北林谷栄 加藤嘉 芦田伸介
監督:今井正 脚本:橋本忍 音楽:伊福部昭 原作:正木ひろし

[日時]2025年9月15日(月・祝)
映画上映 (1回のみ) :13時00分~14時50分(12時30分 開場)
講演 渡場大河さん(日本国民救援会 神奈川県本部 事務局長):15時10分~16時10分
[会場]横浜市南公会堂
(市営地下鉄「阪東橋」駅 徒歩 約8分・京浜急行「黄金町」駅 徒歩 約14分)
[入場料]前売1,000円/当日1,300円
障がい者:1,000円 (介助者1名無料)
[プレイガイド](準備中)
有隣堂伊勢佐木町本店 TEL 045-261-1231
高橋書店(元町) TEL 045-664-7371
いづみ書房 TEL 045-241-1104
シネマ・ジャック&ベティ(黄金町) TEL 045-243-9800
横浜シネマリン(長者町) TEL 045-341-3180
岩間市民プラザ(天王町) TEL 045-337-0011
[後援]横浜市教育委員会
[主催・問合せ]横浜キネマ倶楽部 080-2554-8023 (10~18時)
【作品紹介】

【解説】
映画冒頭、「この映画は現実の事件そのままの再現ではない」と断っているが、映画は1951(昭和26)年1月24日深夜、山口県の八海で発生した強盗殺人事件―「八海事件」をモデルにしている。容疑者とされた5人のうち、実際の犯人1人が他の4人に濡れ衣を着せ、裁判は二転三転、最終的に4人の無罪が確定するまでに、事件発生から17年以上の年月を要した実在の事件をもとに、本作品では事件発生から一審と二審までの様子を、今井正監督がリアルに描く。弁護士正木ひろしの著書「裁判官―人の命は権力で奪えるものか」をベースに、当時の状況、事件の発生、警察による暴力的な取調べ、冤罪に巻き込まれた当事者やその家族たちの葛藤、法廷での闘争シーンなど、丹念な描写と迫力のあるリアリズムは、圧倒的な力で見る者を引き付ける。1956年キネマ旬報ベストテン日本映画第1位ほか数々の賞を受賞。

【あらすじ】
物語は、事件現場の検証シーンから始まる。とある民家で老夫婦が殺害される。婦人は絞殺された後、自殺を装い鴨井に吊るされていたこと、土間に複数人の靴跡が残っていたことなどから、警察は複数の者による犯行として見込み捜査を開始する。実行犯である小島武志はすぐに逮捕され、彼の自白を回想するように殺人現場シーンなどが映像で再現されていく。小島は素直に犯行を自供するものの、警察は単独犯であることを信用しようとはせず、複数による犯行という見方に固執し、横暴な取調べにより強引に共犯者の名前を供述させる。これにより、全くの事実無根であるにもかかわらず、小島の仲間である植村清治ら4人は逮捕されるに至る。植村は、ろくに食べる物もない時代だった戦後当時、どさくさに紛れ悪事を働きもした前科者だが、貧しいながらも今では真面目に働き、付き合っている女性とも結婚することを誓っていた。ところが、植村は警察の執拗な取調べに堪えられず拷問に屈し、遂には事件の首謀者という、虚偽の自白をさせられてしまう。濡れ衣を着せられた者たちの、その家族らの肩身の狭い思いをする姿も丁寧に描いている。一審で主犯格とされた植村は死刑、小島を含めその他の4人に無期懲役が言い渡される。映画では、二審の法廷闘争をリアルに描いている。なかなか真実を語ろうとしない小島。自白の強要を認めようとしない検察官や警察官。本裁判にあたっては、裁判官、検察官、弁護団たちもそろって現場周辺まで足を運び、丹念な聞き込み調査まで行っている。ころころと変遷する小島の供述や、時間の経過の矛盾点を突く弁護団の雄弁な主張は、説得力を十分に持つものとして観客であるわれわれの耳に届き、被告たちの家族たちも裁判に明るい展望を抱きながら判決日を迎える。果たして裁判官の下す判決や如何に……。
今後の予定 準備中の上映会等 決定次第、掲載致します。 |