第4回 特別上映会 2014年10月13日(月・祝) 横浜市西公会堂 |
作品 『息子』 |
本当の幸福とは何か
これほどまでに
優しく深い愛
日本語字幕付き上映会
山田洋次監督
椎名誠原作「倉庫作業員」(文藝春秋刊「ハマボウフウの花や風」より)
1991年 / 日本 /121分 / 配給:松竹 / 35mm /カラ ー / 脚本:山田洋次、朝間義隆 / 撮影:高羽哲夫
出演:三國連太郎 永瀬正敏 和久井映見 原田美枝子 いかりや長介 田中邦衛
第65回キネマ旬報 日本映画ベストワン、第15回日本アカデミー賞 最優秀作品賞、第46回毎日映画コンクール 日本映画大賞、第16回報知映画賞 作品賞、第15回山路ふみ子映画賞 福祉賞、第4回日刊スポーツ映画大賞 作品賞、第1回日本映画批評家大賞 作品賞
[日時]2014年10月13日(月・祝)
[ゆうちょ振込による購入]
10月11日(土)迄に、以下の口座へご入金いただければ、
チケットを、当日受付にてお渡しいたします。
ゆうちよ銀行総合口座 記号 10200 番号 22932931
加入者名:ヨコハマキネマクラブ
【解説】
『家族』『故郷』『幸福の黄色いハンカチ』そして、国民的映画と呼ばれる『男はつらいよ シリーズ』を作り続けた山田洋次が描き出す、もうひとつの、情感溢れる魅惑的な世界。
男親と息子との、どこか悲しいまでのギクシャクした関係。息子の自立は父親にとっては裏切りともなり、時としてはその若さへの理由のない嫉妬ともなる。息子の父親に対する反発、拒否、抵抗。そしていつかお互いに人間として認め合い、理解し合う時を憧れのように待ち望みながら、それが得られないのは、父と息子の宿命なのであろうか。
人と人とがぶつかり合う力強さの中で、そして透明感に満ちたやさしさの中で、映画『息子』は、反発し合う父と息子が、やがて互いを認め合い、擦り合わ
せていくまでを描いた感動の名篇である。
原作は椎名誠の「倉庫作業員」。映画は三章から構成されており、第二章の
<息子の恋>が原作に当たる。この章で息子の哲夫は、下町の工場で働く可憐な聾唖者の娘に恋をする。第一章と第三章を山田洋次が肉付けし、父と息子という関係を見事に浮き彫りにした。また、ロケーション撮影は、岩手と東京で長期にわたって行われた。移り変わる北国の四季の詩情と、無機的な東京の都会の風景の対比をうまく折り込んで、素晴らしい効果を上げている。
特別上映会「息子」チラシ(表)
特別上映会「息子」チラシ(裏)
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