第78回上映会 2024年5月6日(月・祝) 横浜市南公会堂 作品 『ニッポン国 古屋敷村』 |
第34回ベルリン映画祭国際批評家連盟賞受賞
生きることのフシギ!
イネの声を聞いた。この国のユメを見た。
1982年/日本/カラー/213分/DVD上映/ドキュメンタリー
監督:小川紳介、撮影:田村正毅、音楽:関一郎、製作:伏屋博雄
題字:庄司孝志、詩:木村迪夫、画:藤森玲子、炭焼技術指導:佐藤仁吉
スタッフ:菊池信之/飯塚俊男/見角貞利/林鉄次/野坂治雄/畑中広子/白石洋子/浅沼幸一/見角貞利/広瀬里美/高橋辰雄
協力:内山直明/漆山輝彦/尾形昌男/金井俊夫/木村初/清野和己/高橋昌昭/辰巳四郎/富田鉄之助/内藤正敏/並木菊雄/星川清親/本田強/三室清文/宮田清志/山根一郎/和田秀徳
[日時]2024年5月6日(月・祝)
事前交流会:11時10分 ~ 11時30分(11時00分 開場)
上映:12時30分 ~ 16時18分(12時00分 開場)
※途中15分間休憩あり
休憩:14時35分 ~ 14時50分(15分)
[会場]横浜市南公会堂
[入場料]前売1,000円/当日1,300円
障がい者:1,000円 (介助者1名無料)
[プレイガイド]
有隣堂伊勢佐木町本店 TEL 045-261-1231
高橋書店(元町) TEL 045-664-7371
いづみ書房 TEL 045-241-1104
シネマ・ジャック&ベティ(黄金町) TEL 045-243-9800
横浜シネマリン(長者町) TEL 045-341-3180
岩間市民プラザ(天王町) TEL 045-337-0011
[後援]横浜市教育委員会
[主催・問合せ]横浜キネマ倶楽部 080-2554-8023 (10~18時)
【解説】
1960年に岩波映画の契約社員となった小川紳介(1935年~1992年)は「青の会」への合流を契機に自主製作ドキュメンタリーを志した。三里塚(成田)に活動拠点を定めて小川プロダクションを設立すると、空港建設反対闘争を担う農民に分け入って「三里塚」シリーズを製作、現地居住による長期撮影という手法は、その後移住した山形県上山でも継続された。『ニッポン国 古屋敷村』は、上山の過疎化する村の中に“農”の本来の姿を追い求め、今も老人たちの中に残る戦争の影を掘り出す壮大なスペクタクルである。
山形県上山市の蔵王山中に入った、戸数わずか8軒の古屋敷村とその住人たち。冷害による稲作被害の原因を科学的に究明する前半から、かつて盛んだった炭焼きや戦争体験などについて老人たちが個人史を語る後半まで、ひとつの共同体を舞台にしてニッポン国の歴史絵巻が展開する。小川紳介監督とスタッフは自ら農業を営み被写体と関係を築き上げていく。第34回ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞受賞作。
小川紳介とは?
1936年生まれ。1960年、岩波映画製作所と助監督契約。黒木和雄監督作品「わが愛北海道」(1962年)等に参加。1960年代初頭、東陽一、土本典昭、黒木和雄らと映画研究グループ「青の会」結成。1964年、岩波映画製作所との契約を解消。「青年の海ー四人の通信教育生たち」(1966年)を自主製作。翌年には「圧殺の森ー高崎経済大学闘争の記録」「現認報告書ー羽田闘争の記録」を相次いで発表。同年、小川プロダクションを設立し、三里塚での新東京国際空港建設反対闘争の取材を開始。1968年「日本解放戦線・三里塚の夏」を発表。以後、三里塚農民と生活を共にしながら、「三里塚」シリーズ七作を連作。その後、小川プロのスタッフらと共に山形県上山市牧野に移住。1982年「ニッポン国 古屋敷村」で第34回ベルリン映画祭国際批評家連盟賞受賞。1986年最後の長編監督作となる「1000年刻みの日時計ー牧野村物語」を発表。以後も、山形国際ドキュメンタリー映画祭の実現に奔走するなど映画的活動を持続していくが1992年に死去。その作品は、今日も世界の映画人に多くの影響を与えている。
第78回上映会「ニッポン国 古屋敷村」チラシ 表
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第78回上映会「ニッポン国 古屋敷村」チラシ 裏
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