第82回上映会 2025年2月11日(火・祝) 横浜市南公会堂 上映作品『絵の中のぼくの村』 |
山上徹二郎さん(製作者)の講演決定!!
誰にもある心の風景を舞台に描く日本のファンタジー
1996年/日本/カラー/112分/ブルーレイ上映
出演:原田美枝子 松山翔吾 松山慶吾 長塚京三 小松方正 上田耕一
監督:東陽一 脚本:東陽一/中島丈博 音楽:カテリーナ古楽合奏団
[日時]2025年2月11日(火・祝)
映画上映 (1回のみ) :13時00分~14時52分(12時30分 開場)
講演 山上徹二郎さん(本作品の製作者):15時00分~16時00分
[会場]横浜市南公会堂
(市営地下鉄「阪東橋」駅 徒歩 約8分・京浜急行「黄金町」駅 徒歩 約14分)
[入場料]前売1,000円/当日1,300円
障がい者:1,000円 (介助者1名無料)
[プレイガイド]
有隣堂伊勢佐木町本店 TEL 045-261-1231
高橋書店(元町) TEL 045-664-7371
いづみ書房 TEL 045-241-1104
シネマ・ジャック&ベティ(黄金町) TEL 045-243-9800
横浜シネマリン(長者町) TEL 045-341-3180
岩間市民プラザ(天王町) TEL 045-337-0011
[後援]横浜市教育委員会
[主催・問合せ]横浜キネマ倶楽部 080-2554-8023 (10~18時)
【作品紹介】
【解説】
この映画の原作は、絵本作家として活躍している田島征三の自伝的エッセイ、「絵の中のぼくの村」である。征三のふたごの兄にあたる田島征彦もまた絵本作家。ふたりは全く異なる手法で絵本を描きながら、「ふきまんぶく」「とべバッタ」(征三作)「じごくのそうべえ」(征彦作)など話題作を発表しつづけている。そのふたごの田島兄弟が高知で過ごした少年時代のエピソードを原作から紡ぎだし、東陽一と中島丈博がエンターテインメントの脚本に仕上げた。原作にはなかった三人の不思議な老婆や、伝説の中の妖怪を登場させて、物語をいっそうファンタジックなものにしている。原田美枝子がモダンな母親をさわやかに演じ、長塚京三が昔はたしかにいたはずの典型的な日本の父をたくみに演じる。主人公は、全国からオーディションで選ばれた高知の小学二年生、松山慶吾と翔吾のふたごの兄弟。キャスティングが演出のカギだったと語る東陽一監督は、ふたごの少年のもつおもしろさと小さい魔性を自在にひき出し、見ごたえのある作品に仕上げている。カテリーナ古楽合奏団の音楽が、映像により透明感を与えている。
【物語】
ぼくらはいつも二人で川に釣りにいっていた夏の終わり、京都に住むふたごの兄征彦のアトリエを、弟征三がたずねてくる、二人ではじめて合作する絵本の打ち合わせのためだ。絵本は、兄弟が高知県の田舎の村で過ごした。夢のような少年時代の物語。二人の描いた故郷の絵から、映画は、昭和23年の高知県の田舎にとぶ。やさしい母と、めったに帰ってこない父、そして思春期の姉に囲まれた、絵が好きでいたずら好きな厄介なふたご。勉強そっちのけで、ナマズをつかまえ、鳥と格闘し、ときにはよその畑をあらしたりもする。セイゾウと気持ちを通わせながら、結局は傷つけられていく貧しい少女。ボロを着た神のように、ある日ふらりとやってくる少年セイジ。水の中から突然聞こえてくる「相撲取ろう」とい不気味な声。そしてそのすべてを、村の守護神のような三人の不思議な老婆が、大木の枝に座ってじっと眺めている・・・。
第82回上映会「絵の中のぼくの村」チラシ 表
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第82回上映会「絵の中のぼくの村」チラシ 裏
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