第46回上映会 2017年6月17日(土) |
横浜市南公会堂 作品『父を探して』 |
2013年 / ブラジル / カラー / 80分 / ブルーレイ上映
原題:O Menino e o Mundo
英語題:The Boy and the World (米国公開題は「Boy and the World」)
監督:アレ・アブレウ 音楽:ナナ・ヴァスコンセロスほか
後援:駐日ブラジル大使館 助成:シネマ・ド・ブラジル
配給:ニューディアー 配給協力・宣伝:プレイタイム
[日時]2017年6月17日(土)
特別上映※ 12:25 ~
講演 山村浩二氏 13:00 ~ 14:00 (12:30開場)
東京藝術大学大学院映像研究科アニメション専攻教授
『頭山』(2002年)の監督
映画『頭山』(第75回アカデミー賞短編アニメーション部門正式ノミネート)
の一部上映あり
特別上映※ 14:10 ~
『父を探して』上映 2回目 14:45 ~ (14:15開場)
※特別上映 東京藝術大学学生作品 短編4作品を上映
『きつね憑き』、『くちゃお』、『就活狂想曲』、『コップの中の子牛』
[ゆうちょ振込による前売り購入]
6月15日(木)迄、ゆうちょ口座にて前売りを受付いたします。
前売り料金(1,000円)を以下の口座へご入金ください。
チケットは、当日受付にてお渡しいたします。
ゆうちよ銀行総合口座 記号 10200 番号 22932931
加入者名:ヨコハマキネマクラブ
[Peatix(ピーティックス)]でもチケットが購入できます
イベント名:横浜キネマ倶楽部 第46回上映会「父を探して」
イベントコード:246658
【作品紹介】
南米初の偉業を達成したアニメの金字塔
全編手書き・セリフなし。
究極のインディペンデント作品が大スタジオ制作の作品ひしめく中、唯一、アカデミー賞ノミネートの快挙!
本作『父を探して』は、ブラジルの新鋭アレ・アブレウ監督がまる3年を費やして完成させた長編アニメーション。
出稼ぎに出た父親を探しに、少年が広大な世界を旅するこの作品は、これまでに44の映画賞を獲得、南米勢としては初のアカデミー賞長編アニメ部門にノミネートを果たした。
クレヨン・色鉛筆・切り絵・油絵具などを自在に使い分けた筆づかいは、まるで絵本に魔法がかけられたかのようで、自然な質感と滑らかなアクションが見るものを驚嘆させる。また、高畑勲監督と宮崎駿監督にも影響を受けたと語るアブレウ監督は、多彩な動きや色で子どもを魅了するだけでなく、社会・政治・環境・経済といった大人の問題をテーマの根底に据えた。
それは70年代〜80年代にかけて長い独裁政権を経験し、近年では経済成長が著しいものの、様々な矛盾が噴出する祖国ブラジルの歴史でもあり、現在の世界の縮図でもある。何よりも素晴らしいのは、それらすべてが比類のない芸術性と観察眼によって、一切のセリフもテロップも必要とせずに描かれていることである。
父をさがす旅は、やがて祖国ブラジルと、生きることの意味を問う旅へ-
それは繊細な心と、夢と希望を込めた色彩が織りなす、人生の万華鏡
親子三人で幸せな生活を送っていた少年とその両親。しかし、父親は出稼ぎにでるため、ある日突然、列車に乗ってどこかに旅立ってしまった。少年は決意する---「お父さんを見つけて、家に連れて帰るのだ」と。未知の世界へと旅立つ少年を待ち受けるのは、過酷な労働が強いられる農村や、きらびやかだが虚飾に満ちた暮らしがはびこり、独裁政権が戦争を画策する国際都市。
それでも、少年は旅先で出会う様々な人々との交流と、かつて父親がフルートで奏でた楽しいメロディの記憶を頼りに、前へ前へと進んで行く---。
第46回上映会「父を探して」チラシ 表
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第46回上映会「父を探して」チラシ 裏
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