第60回記念上映会 2020年9月22日(火・祝) |
神奈川県立音楽堂 作品『風のある道』 |
映画の本編に神奈川県立音楽堂が登場!!
撮影されたロケ地で映画を鑑賞する企画となります。
上映後に映画評論家 高崎俊夫さんの講演あり!!
原作:川端康成✖ヒロイン:芦川いづみ
1959年/日本映画/モノクロ/89分/ブルーレイ上映
原作:川端康成
出演:芦川いづみ 北原三枝 清水まゆみ 葉山良二 小高雄二 岡田真澄
細川ちか子 芦田伸介 深見泰三 大坂志郎 山根寿子 信欣三
監督:西河克己 脚本:矢代静一/山内亮一/西河克己
音楽:池田正義 撮影:伊佐山三郎
[日時]2020年9月22日(火・祝)
講演(高崎俊夫さん) 15時35分~16時05分
[会場]神奈川県立音楽堂 (ご注意:いつもと会場が異なります)
【作品紹介】
【解説】
『風のある道』は、文豪・川端康成の原作を映画化。美しき三姉妹の喜びと悲しみ、「女の倖せ」を詩情豊かに謳いあげた。芦川いづみが婚約者とは別の青年に心惹かれていく様を、慎ましく優しく、熱情を秘めて演じ絶品の美しさ!クールな長女の北原三枝、末っ子の清水まゆみのお転婆なセクシーさが印象的。映画職人とも言うべき西河克己監督には名篇。
【物語】
竹島家の次女・直子(芦川いづみ)は、姉・恵子(北原三枝)が祝福を受けながら嫁いでいった夜、華道矢田流の後継者・光介(小高雄二)との結婚について考えていた。家元である光介の母から華道の才能を高く買われた直子は、後継者として嘱望されていた。その光介の母が姉の結婚式場で再起不能の病に倒れたため、結婚が急がれることになったのだ。しかし直子は、光介の性格に一抹の不安を感じていた。この結婚について両親の意見が対立しているのも、心を悩ます一因となっていた。数日後、光介が主催する新作発表会で、直子は精神薄弱児収容所みどり学園の教師をしている小林甚吉(葉山良二)という青年を知った。名声と地位に恵まれている光介とは対照的な、卒直で飾り気のない甚吉の人柄に、直子は人間的な魅力を感じた。ある日、娘の結婚問題で夫(大坂志郎)と口論した母・宮子(山根寿子)に旅行に誘われた直子は、母の計らいでやって来た光介と明るい太陽が輝く静かな湖畔で会った。その夜、光介が巧みに勧める酒に酔った直子は、何時しか光介の部屋へ誘い込まれていた。直子の留守中、甚吉から速達が届いていた。急用を心配して開封した妹・千加子(清水まゆみ)を咎め、いつになく苛立たしい態度の直子と甚吉から届いた速達を見た両親は、親らしい心遣いから彼を家へ招いた。しかし、そこに偶然光介も訪れ、直子との婚約発表と矢田流の新しい企画のためアメリカへ一緒に来てほしいと申し出た。二人の関係を知り、気がねした甚吉が家を辞そうとポケットから時計を取り出したとき、宮子はその時計をみて何故かハッとするのだった…。
【神奈川県立音楽堂】
1954年、公立施設としては日本で初めての本格的な音楽専用ホールとして開館しました。ロンドンのロイヤルフェスティバルホールをモデルに、最高の音響効果をあげるように設計されたホールは、開館当時『東洋一の響き』と絶賛され、その響きは今も国内はもちろん海外からも高い評価を受けています。ホールの壁面はすべて「木」で作られており、そのアコースティックな響きは開館60年を経た今でも人々に感動をあたえつづけています。
第60回記念上映会「風のある道」チラシ 表
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第60回記念上映会「風のある道」チラシ 裏
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