第14回上映会『赤い風船』 『白い馬』
「赤い風船」© Copyright Films Montsouris 1956
「白い馬」© Copyright Films Montsouris 1953
上映日時:2009年3月20日(金・祝)
①11:00 ②14:00 ③17:00 (各回30分前開場) (各回、『白い馬』『赤い風船』の順で2本連続上映致します)
ミニ交流会:2回目上映後15:30~ロビーにて
会 場:神奈川公会堂
(JR東神奈川徒歩4分/京急仲木戸駅徒歩4分/東急東横線東白楽駅徒歩5分)
[作品紹介]
© Copyright Films Montsouris 1956
「赤い風船」Le Ballon Rouge
1956年/仏/36分/デジタル・リマスター版
監督・脚本:アルペール・ラモリス/出演:パスカル・ラモリス 他
1956年 カンヌ国際映画祭 パルム・ドール受賞
1956年 アカデミー賞 脚本賞受賞
1956年 ルイ・デリュック賞受賞
2007年 カンヌ国際映画祭 監督週間出品
ある朝、少年パスカルは、一個の赤い風船が街灯にひつ掛かっているのを見つけた。街灯によじ登って風船を取ると、どうやらその風船には意思があるようだ。 手を離しても、風船はパスカルの行く先々に付いてくるのである。ある日、パスカルと風船の仲の良さを妬んだいたずらっ子たちが、風船を自分たちのものにし ようと追いかけて来て…。
© Copyright Films Montsouris 1953
「白い馬」Crin Blane
1953年/仏/40分/モノクロ/デジタル・リマスター版
監督・脚本:アルベール・モラリス/出演:アラン・エムリー他
1953年 カンヌ国際映画祭 グランプリ受賞
1953年 ジャン・ヴィゴ賞受賞
2007年 カンヌ国際映画祭 監督週間出品
南仏のマルグの荒地に野生馬の一群が棲息していた。群れのリーダーは、"白いたてがみ"と呼ばれる美しい荒馬で、地元の牧童たちは何とかして捕らえようと していたが、逃げられてばかりいた。しかし、少年フォルコだけは、"白いたてがみ"と心を通わせ次第に強い絆で結ばれるようになる。そして、馬を狙う牧童 たちから必死に守ろうとする。
少年の夢をつかみ大空に飛び立つ赤い風船。未来への希望を乗せて海の彼方へと向かう白い馬。これは、みたことのない輝きを放つ奇跡の映画!
1956年に生まれたアルベール・ラモリスの『赤い風船』は、その年のカンヌ国際映画祭パルム・ドールをはじめ数々の映画賞に輝きました。しかし、不朽の名作の地位を得ながらも映画そのものは観る機会が限られ、その存在だけが語り継がれる伝説の映画であったのです。
2007年カンヌ国際映画祭。長年の権利問題が解決し、デジタル・リマスターによって鮮やかに甦った『赤い風船』は、1953年カンヌ国際映画祭でグランプリに輝いた同監督のもう一つの傑作『白い馬』と共に再び出品されました。同じ作品の二度の正式出品自体、映画史上初の事件でした。なにより話題をさらったのはその少しも色あせない映画の力だったのです(二度目は監督週間出品)。
シンプルなストーリーとわずかなセリフにも関わらず、そこに描かれる愛、友情、喜び、切なさが心に強く迫ってきます。そして導かれる奇跡のラストシーンには感動し、心が揺さぶられることでしょう。
3月20日『赤い風船/白い馬』上映会無事終了しました!
3/20『赤い風船/白い馬』上映会無事終了しました。
ありがとうございました。
初めて試みた上映会でのミニ交流会も、少人数でしたが、 様々なご意見、ご感想をお聞きすることが出来、有意義でした。
今後も機会があれば続けて行きたいと思っています。