第18回上映会 |
ディア・ドクター Dear Doctor
2010年2月20日(土) ①11:00 ②14:00 (各回30分前開場)
ロビー交流会 13:10~13:30
会 場:神奈川公会堂
(JR東神奈川徒歩4分/京急仲木戸駅徒歩4分/東急東横線東白楽駅徒歩5分)
[作品紹介]
2008年/日本/127分/原作・脚本・監督:西川美和/企画:安田匡裕/プロデューサー:加藤悦弘/ラインプロデューサー:秋枝正幸/撮影:柳島克己/照明:尾下栄治/
録音:白鳥貢、加藤大和/美術:三ツ松けいこ/衣装:黒沢和子/医学監修:太田祥一(東京医科大学)/編集:宮島竜治/音楽:モアリズム/音楽プロデューサー:佐々木次
彦/配給:アスミック・エース
出演:笑福亭鶴瓶、瑛太、余貴美子、香川照之、井川遥、八千草薫、松重豊、岩松了、
笹野高史 他
その嘘は、罪ですか。
山あいの小さな村から一人の医師が失踪した。警察がやってきて捜査が始まるが、 驚いたことに村人は、自分たちが唯一の医者として慕ってきたその男について、 はっきりした素性は何一つ知らなかった。やがて経歴はおろか出身地さえ曖昧な その医師の不可解な行動が浮かび上がってくる――。
遡ること二ヶ月。東京の医大を卒業した相馬は、研修生としてその村に赴任して きた。コンビニ一つなく、住民の半分は高齢者という過疎の地。そこで相馬は、 伊野という腰の据わった勤務医と出会う。日々の診療、薬の処方からボランティ アの訪問健康診断まで。村でただ一人の医者として、彼はすべてを一手に引き受 けていた。診療所に住み込み、急患が出れば真夜中でも飛んでくる伊野のことを、 村人は「神さま仏さま」よりも頼りにしている。僻地の厳しい現実に最初は戸惑 っていた相馬も、村中から親しげに「先生」と呼びかけられる伊野の献身的な働 きぶりに共感を覚えるようになっていく。
ある日、かづ子という一人暮らしの未亡人が倒れた。彼女は、自分の体がもう大 分良くないことに気づいている。「先生、一緒に嘘、ついてくださいよ。」やが て伊野がかづ子の嘘を引き受けたとき、伊野自身がひた隠しにしてきたある嘘も 浮かび上がってくる。ずっと言うことができずにいた一つの嘘が――。
2月20日『ディア・ドクター』無事終了しました!
2月20日(土)、横浜キネマ倶楽部第18回上映会『ディア・ドクター』が神奈川公会
堂で開催され、大盛況!600名近くの入場者がありました。皆様ありがとうござい
ました。
ここのところ、通常の上映会では300名前後の入場者と低迷を続けていましたが、
『ディア・ドクター』は2009年度の映画賞、日刊スポーツ映画大賞4冠!ヨコハマ
映画祭7冠!報知映画賞3冠!キネマ旬報3冠!ブルーリボン賞3冠など数多くの賞
を受賞した直後で、丁度良いタイミングで話題作を上映出来たことが入場者数の
伸びにつながったのではないかと思います。
また今回は、関東学院大学院の学生さんの映画に関するアンケートを会場で取ら
せていただきました関係もあり、ロビーは活気にあふれていました。横浜キネマ
倶楽部の運営にも、こうした若い人たちにぜひ参加していただきたいと思います。