2021年
8月
09日
月
第64回上映会 「夢は夜ひらく」
第64回上映会 2021年8月9日(月・祝) |
神奈川県立音楽堂 作品『夢は夜ひらく』 |
映画の本編に神奈川県立図書館をはじめ横浜の名所が多数登場!!
撮影されたロケ地で映画を鑑賞する企画となります。
上映後に娯楽映画研究家 佐藤利明さんの講演あり!!
渡哲也さん追悼上映
1967年/日本映画/カラー/81分/ブルーレイ上映
出演:渡哲也 園まり 高橋英樹 山本陽子 見明凡太朗 名古屋章
ザ・ドリフターズ(いかりや長介、加藤茶、仲本工事、荒井注、高木ブー)
奥村チヨ 布施明
監督:野口晴康 脚本:才賀明/中野顕彰
音楽:宮川泰 撮影:上田宗男
[日時]2021年8月9日(月・祝)
講演(佐藤利明さん) 15時15分~16時00分
[会場]神奈川県立音楽堂 (ご注意:いつもと会場が異なります)
[プレイガイド]
有隣堂伊勢佐木町本店 TEL 045-261-1231
高橋書店(元町) TEL 045-664-7371
いづみ書房 TEL 045-241-1104
シネマジャック&ベティ(黄金町) TEL 045-243-9800
横浜シネマリン(長者町) TEL 045-341-3180
岩間市民プラザ(天王町) TEL 045-337-0011
【作品紹介】
【解説】
人気歌手園まり最高のヒット曲「夢は夜ひらく」の映画化。ナイト・クラブの歌手に抜擢された園まりと、ヤクザから足を洗おうとして死んだ兄の弟分・高橋英樹との切ない慕情、幼な友達の渡哲也・山本陽子兄妹との友情を、ミナト横浜を背景に、園まりがソフト・ムードな歌声で謳いあげる最高の青春歌謡ムード・ロマン。キャストは園まり、渡哲也、高橋英樹、山本陽子をはじめ、人気歌手布施明、奥村チヨ、人気コメディ・バンド、ザ・ドリフターズ、名古屋章、見明凡太朗ら豪華多彩な顔ぶれ。
【物語】
神奈川県立図書館に勤める矢沢マリ(園まり)は、ある日親友の片桐洋子(山本陽子)によって強引に市内のナイト・クラブのステージに立たされてしまった。そこの専属歌手の穴うめだったが、以前から歌が好きなうえに心をこめて唄うマリの歌はお客にもマネージャーにも好評だった。はじめてのステージに上気して控室に戻ったマリは、そこに待っていた岬(高橋英樹)という男にいきなり抱き寄せられた。岬はドアを背にしてマリと入れ違いに入って来た男から身を隠したのだ。岬はマリに非を詫びてそそくさと部屋を出ていった。翌日、岬はマリの勤め先に訪ねて来た。彼は死んだマリ兄の弟分で、兄の遺産一千万円を彼女に届けに神戸からやって来たのだった。矢沢はたった一人の肉親であるマリを残して八年前に家を飛び出し、ヤクザの道を歩んで来たが、妹のために足を洗おうと、岬と工藤兄弟(名古屋章・平田大三郎)と四人でキャバレーを経営し、汗水流して四千万円を貯め、四人で分けあった矢先に事故で死んだのだ。ところが工藤兄弟は矢沢の遺産をマリに渡すことはないと山分けをせまり、岬のあとをつけ狙っていたのだ。昨夜の男も工藤だった。「そんなお金はいただきたくありません」マリは兄への憎しみから頑なに岬の申し出を断るのだった。矢沢に忠誠を誓った岬はそんなことであきらめず、夜もまたクラブに現れた。岬はマリをテーブルに呼びフロアーにつれ出した。スローテンポで踊っているうちに、いつしかマリは岬に心を惹かれていった。この様子をみていた洋子の気持ちはただならぬものだった。何故なら小さな造船所を経営する洋子の兄・誠(渡哲也)は、マリやその兄と幼な友達で、以前からマリに心を寄せていたからだ。洋子からこの話を聞いた誠は、いたってのんびりしていたが、岬がヤクザだと聞き、多少心の動揺を示した。工藤兄弟はいろいろな手をつかって岬から矢沢の金をまきあげようと企んでいたが、神戸から彼らを尾行している老刑事三輪田(見明凡太朗)によっていつも邪魔されていた。
【神奈川県立図書館】
神奈川県立図書館は、隣接する神奈川県立音楽堂とともに前川國男の設計によるもので、前川そして戦後日本建築の代表作と評価されている。地上2階建て地下1階で建物面積2988平方メートルの本館と、隣接する地上4階建て地下3階建物面積8380平方メートルの新館からなる。主に社会・人文系や神奈川に関する資料を集積する。2012年11月、神奈川県教育委員会が策定した「神奈川県緊急財政対策」では、貸出、閲覧サービスの廃止が検討されたが、2013年2月、県民からの意見により、閲覧のサービスを存続させる方針転換が示され、2013年12月には黒岩知事により、建替えおよび改修、貸出についても維持する方向が表明された。
第64回上映会「夢は夜ひらく」チラシ 表
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第64回上映会「夢は夜ひらく」チラシ 裏
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