2024年

11月

30日

第81回上映会 「パブリック 図書館の奇跡」

第81回上映会 2024年11月30日(土)

横浜市西公会堂

作品 『パブリック 図書館の奇跡

大寒波で行き場を失ったホームレスが図書館を占拠!

明日を生きるために声を上げた彼らと、

図書館員の勇気ある行動が希望をたぐり寄せる感動作 

2018年/アメリカ/119分/ブルーレイ上映

製作・監督・脚本・主演:エミリオ・エステベス

出演: アレック・ボールドウィン、ジェナ・マローン、テイラー・シリング、

クリスチャン・スレイター、ジェフリー・ライト 

[日時]2024年11月30日(土)

 上 映:13時30分~15時29分(13時00分開場)  

 交流会15時35分~16時05分

会場]横浜市西公会堂

[入場料]前売1,000円/当日1,300円

         障がい者:1,000円 (介助者1名無料)

チケットぴあ](Pコード:554-226
  「セブン-イレブン」でチケットの発券ができます。
   購入は11月29日(金)迄となります。

 [プレイガイド]

   有隣堂伊勢佐木町本店       TEL 045-261-1231

   高橋書店(元町)         TEL 045-664-7371

   いづみ書房            TEL 045-241-1104

   シネマ・ジャック&ベティ(黄金町) TEL 045-243-9800

   横浜シネマリン(長者町)     TEL 045-341-3180

   岩間市民プラザ(天王町)     TEL 045-337-0011

[後援]横浜市教育委員会

主催・問合せ横浜キネマ倶楽部 080-2554-8023 (10~18時)

【解説】

もしも「あなたにとって図書館とは?」という質問を投げかけられたら、多くの人は「本を貸してくれる場所」と答えるだろう。しかし実際の機能はそれだけではない。利用者にさまざまな出版物や資料の情報を提供してくれる図書館は、学びの場、芸術に触れる場であり、またあるときはイベントや集会が催される場でもある。人種、年齢、職業などは一切問わず、市民の日々の暮らしをより豊かに、より幸せにする役目を担っているこの公共施設は、アメリカのノーベル文学賞受賞作家トニ・モリスンの言葉を借りれば「図書館は民主主義の柱である」とも定義づけられるのだ。

そんな図書館という誰もが利用したことのある身近で物静かな空間を舞台にした“あっと驚く”ヒューマン・ドラマが誕生した。記録的な大寒波の到来によって命の危険を感じたホームレスの集団が、やむにやまれぬ事情に駆られて図書館のワンフロアを占拠。その突如として勃発した大騒動に巻き込まれたひとりの図書館員の奮闘を軸に、予測不可能にして笑いと涙たっぷりのストーリーが展開していく。いくつもの社会的な問題提起をはらみながらも、温かな人間味に満ちあふれ、巧みなプロットのひねりや格別のサプライズも盛り込まれた映像世界は、観る者を魅了してやまない。そして図書館にきらめく奇跡の瞬間を目撃し、そこに舞い降りた希望の愛おしさを噛みしめずにいられない感動作である。

【物語】

まれに見る大寒波に見舞われた米オハイオ州シンシナティ。そのダウンタウンにある公共図書館には、朝9時の開館前から大勢のホームレスが寒さを凌ぐために列をなしている。実直な図書館員のスチュアート・グッドソン(エミリオ・エステベス)は、退役軍人であるアフリカ系の中年男性ジャクソン(マイケル・ケネス・ウィリアムズ)を中心とする陽気なホームレスの常連グループに、いつもジョークのネタにされていたが、寛容な態度で彼らに接していた。人種も生活環境も多様な市民が利用するこの図書館では、大小さまざまなトラブルが絶えない。この日の正午、館長のアンダーソン(ジェフリー・ライト)に呼び出されたスチュアートは深刻な事実を告げられる。以前、スチュアートが利用客からの苦情を受けて、“体臭”を理由に退館を求めた男性が、差別的に扱われたとして図書館を訴えたというのだ。思いがけず被告の身となったスチュアートは、高飛車な検察官のデイヴィス(クリスチャン・スレイター)から一方的に厳しく咎められ、しょんぼり肩を落とすしかなかった。シンシナティがこの年一番の寒さを記録した翌日、スチュアートはさらなる想定外の出来事に直面した。午後6時の閉館直前、ホームレスたちの取りまとめ役のジャクソンが、「今夜は帰らない。ここを占拠する」と宣言したのだ。路上ではホームレスの凍死者が続出しているというのに、市の緊急シェルターはどこも満杯で、身を寄せる場所がどこにもないからだという。ジャクソンに同調する約70人ものホームレスの姿を目の当たりにし、事の重大性を察したスチュアートは、「今夜はここを開放しましょう。彼らを追い出せば凍死の危険性がある」とアンダーソン館長に直談判する。しかし訴訟問題で頭が痛いアンダーソンは、「ここは公共図書館だ。シェルターじゃない」と取り合わない。図書館のルールを守るべきか、苦境のホームレスを救うべきか。難しい決断を迫られたスチュアートは、3階を占拠したホームレスに寄り添うことを決意し、同僚のマイラ(ジェナ・マローン)も行動を共にする。不穏な動きに気づいた警備員たちが3階にやってくるが、スチュアートとホームレスたちは机や椅子を積み上げて出入り口を封鎖した。 

第81回上映会「パブリック 図書館の奇跡」チラシ 表
クリックで拡大します。

第81回上映会「パブリック 図書館の奇跡」チラシ 裏
クリックで拡大します。

0 コメント